どーもー、映画みてると途中で寝てしまって最後まで観ることはまれなNoriですが、みなさんも映画館でイビキだけは注意してくださいね!←(僕は映画館でイビキがうるさいと注意されてしまうという、ありえへん黒歴史をもっていますw)

そんなわけで今回はNoriのホビーブログで初の試み!映画レビューをやってみようと思います。←とくに深い意味はありませんが、思い立ったら突然やるのが僕のスタイルですw

レビューさせていただく映画はamazonプライムビデオで配信されていた「惡の華」という作品です。

僕は映画「惡の華」は原作も何も知らない状態での完全初見でのレビューになるのでヨロシクです。

ちなみに「惡の華」と言うタイトルをみたときに僕は真っ先にBUCK-TICK(バクチクというバンド)の名曲「惡の華」(1990年)を思い浮かべてしまったんですけど、当然のことながら映画「惡の華」はBUCK-TICKとは全く無関係の作品でしたw

まぁそんな感じなんでとくに深い意味もなくなんとなく観てみた映画だったんですが感じたことや思ったことなど、にわか映画好きのおっさん視点で独断と偏見レビューさせていただきます。

なお、こちらの記事は映画内容について触れている部分がありますので、ネタバレ厳禁の方はお気をつけください。

最後までお付き合いいただければ幸いです♪

❢この記事の内容❢
✅映画「惡の華」とは?
 ↳映画のあらすじ(Nori視点)
✅Nori的レビュー
 ↳ストーリーについて 
 ↳キャストについて
✅まとめ(総評)
 ↳ナイスポイントとバッドポイント

映画「惡の華」とは?

惡の華はBUCK-TICK・・・ってしつこいですねスミマセンm(_ _ )m

気を取り直して映画「惡の華」は2019年9月27日に公開された作品、原作は2009年10月~2014年6月にかけて「別冊少年マガジン」にて連載されたマンガ「惡の華」(押見修造)なので、いわゆるアニメの実写版ってやつですね。

マンガ「惡の華」はテレビアニメにもなっていて2013年4月から6月の間に全13話公開されていました。

ちなみに僕はマンガもテレビアニメも見ていません・・・ってか存在すら知りませんでした・・・ファンの方にはスミマセンです!w

主演 キャスト
春日高男:伊藤健太郎
仲村佐和:玉城ティナ
佐伯奈々子:秋田汐梨

こんな感じの豪華俳優陣・・・と言いたいところですが、芸能人音痴の僕は誰も知りませんでした!・・・テヘw←だって普段ほとんどテレビとか見ないんだもん!w

映画のあらすじ(Nori視点)

主人公、春日高男は田舎の中学校に通う普通のむっつりスケベ。(しょせん男はスケベかむっつりスケベのどちらかしかいないのだ)

そんな春日高男は同じクラスメイトでほかの男子生徒たちからも憧れの存在、佐伯奈々子に好意を持っていたのだが、ひょんなことから誰もいない放課後の教室で佐伯奈々子の体操着(上下一式)を盗んでしまった!

佐伯の体操着を盗んで帰宅した春日は自分の部屋に体操着をひろげるやいなや禁断の変態行為「ス~~ハ~~」をしてしまったのであるw

翌日、学校では当然のことながら「佐伯の体操着がなくなった!何者かに盗まれた?!」と大騒ぎ!

たぶん出来心だったとはいえ体操着を盗んでしまった事は事実であり罪悪感を隠しきれない春日だったが、偶然出くわしたクラスメイトで嫌われ者のメンヘラ女、仲村佐和から「実は春日が体操着を盗む犯行現場を見ていた。」と衝撃の告白を受ける。

精神的に病みまくったメンヘラ女の仲村に弱みを握られてしまい「契約」(詳しい契約内容は不明)を結ばされた春日は万事休すかと思いきや、佐伯をちゃっかりデートに誘って告白したらなんとOKをもらって付き合うことになる。←イケメン恐るべし。女性は変態だろうが何だろうがイケメンなら受け入れるのだ!それが現実。

しかし春日の真実を知る仲村が素直にそれを受け入れるわけもなくとある日、春日は仲村に連れられ放課後の教室に忍び込んだ。

そこで春日は仲村から自分の真実(変態行為)を黒板に書くよう命令される。

それに対して春日は1度は仲村を拒んだものの体操着を盗んでから彼女に脅され虐められていたことが、いつのまにか彼にとって快感に変わっていたことに気付き仲村に服従する道を選んだ。

この時、春日は自分がM(マゾヒスト:肉体的、精神的苦痛に快楽を感じる人間)だったことに初めて目覚めたのだった!

そうしてめでたく女王様(仲村)と従順なペット春日のベストカップルが誕生したのである。

そんなメンヘラ女王様仲村とドM変態人間春日、2人の運命やいかに・・・!?

※公式のあらすじとは違う部分があるかもしれませんが、だいたいこんな感じです!w

Nori的レビュー

ストーリーについて

実は映画を見る前に何の事前情報も知らなかったので「惡の華」というタイトル名とパッケージ画像のイメージから「学園ホラー的な映画なのかなぁ?」ってな感じで見はじめてみたんですが、実際には全くもってホラーではなく恋愛でもコメディーでもサスペンスでもありませんでした。

惡の華をエンドロールまで見終わって「この映画のジャンルは一体何なんだろう?」と考えてもさっぱり分からないといった感じの不思議な映画でした?!

まず主人公の春日高男が好意を抱いていた佐伯奈々子の体操着を盗んでしまい、その犯行を仲村佐和に目撃されてしまったと言うところから物語が動き出しますが。

そこまでは「なぁーんだ!普通にありきたりな学園ドラマ的な感じのやつじゃん!!」と思ったんですが、その考えはすぐにくつがえされてしまいました。

最初はただの根暗メンヘラキャラだと思っていた仲村さんはどS女王様だったのです・・・!?

それに対して春日のほうもまんざらでもない様子で、仲村さんに「このクソ虫め!」と罵られ殴られいたぶられてもヒーヒー言いながら全く抵抗する様子もなくズボンまで脱がされてしまう始末・・・!w

「こっ、これは・・・!まだ中学生にして早くもSMの世界に目覚めてしまった変態ドラマか!?」これは「ヤバイ雰囲気がプンプン漂ってきて面白そうだぞ!」と序盤からワクワクと興奮がとまりませんでしたw

春日は何度も女王様仲村にいたぶられてながらも言いつけをしっかり守り、盗んだ体操着を着込んで佐伯とデートしてみたり、放課後の教室に忍び込んで荒らしてみたりと「仲村に虐められるたび快感を覚えてるよねこれ?」としか思えない展開です。

マジでこれ以上エスカレートするとヤバイ!「これ以上行っちゃうとマジで18禁になっちゃうぞ?w」ってな感じでしたが、自分の期待に反して春日と仲村さんは一線を画すことはありませんでした・・・ホォ!←もっと変態ストーリーを期待していたのになんだよーって思ったのは内緒ですw

その後、場面は変わり高校時代の春日が出てきますがはっきり言って高校制時代の物語は全くイラン!

自分が期待してたのは春日と仲村のどろどろした関係と物語のその後であって、仲村のいない高校生時代に春日が新たな恋(普通の女性と)をすることなんてどうでもよかった。

そんな事なんで高校時代の春日の物語は自分の中で全くグダグダな部分であって必要なかった。

ってか「惡の華」って本に春日は特別な感情を抱いているようだが、それに対してなぜ春日はそこまで「惡の華」という本をそこまで特別視しているのかを知りたかったかもです。

できれば高校生になっても仲村に絶対服従のペット春日だったら面白かったのになぁ、と残念でなりませんでした。

そしてこの映画最大の山場であっただろうお祭りのシーン。

仲村とペット春日は「向こう側」へ行きたかったのであろう!

しかし「向こう側」とは何ぞや?

自分の中では「向こう側」と言ったら「俺が手に入れてやる!その領域!スピードの向こう側を」by特攻の拓(マーボーくん)しか出てきませんw

結果的にお祭り会場で春日と仲村はガソリンだか灯油だか知らんけど頭からかぶって火をつけようとしたから「死=向こう側」だったんでしょう・・・。

こんな事言ったら反感を買ってしまうかもしれませんが、ここで春日と仲村には(またはどちらか1人)綺麗サッパリ死んでほしかった!

あれだけ場を盛り上げといて2人とも生きのこるって「???」って感じでした・・・。

あの場面でちゃんと「向こう側」に行ってればもっと考え深いストーリーになっていただろうに残念だったなぁ~。

そして海でのラストシーン!

久々に出会った春日と仲村!場面は海。

ここで自分はピンときました。

「お祭りの場面で2人とも死なずに生き残ったのはこの海のシーンのためにあったのか!」
「春日はなんだかんだ言っても結局のところ最終的に仲村を選んで二人で仲良く海の中へレッツらゴーってわけか!」

自分の頭にBGMが流れてきた・・・

遊びはここで終わりにしようぜ
息の根止めてブレイキングダウン oh
その手を貸せよ すべて捨てるのさ
狂ったピエロ バッド ブラッド oh・・・

狂いだしたブルー ボーイ♪(BUCK-TICK 惡の華 より)

ワクワク・・・!ドキドキ・・・!

あれ・・・?三人仲良く海ではしゃいで終わってしまった・・・?チーン

まじかー!最後の最後、ここで春日はまさかの「普通人間」を選んでしまったのである。

嘘だろー、タイトル惡の華だろー!そこは絶対に仲村さん選ぶべきところだろー!

最後に思わず心の中で叫んでしまった「空気読めよ!このヘタレ春日のクソ虫が!」と・・・。

あれ?自分が仲村さんだったのか・・・?w

キャストについて

春日高男:伊藤健太郎

普通にイケメンなので仲村に服脱がされて体操着にブルマ着せられたりする場面でもそこまで変態に見えなかったのがちょっとだけ残念。

仲村に虐められ何かと叫ぶシーンが多かったのだが、そのたびに藤原竜也を思い出して笑ってしまったw

他にはとくに印象に残った部分はなく当たり障りのない配役だったのではないでしょうか。

玉城ティナ:仲村佐和

中学生という設定にはちょっと無理があったけど、いい感じにメンヘラ女王様を演じていたと思う。

とくに仲村の性格は2面性がある、いやっ、3面性ぐらいあるけどそれぞれの仲村を上手く演じていて、その豹変ぶりには引き込まれるものがあった。

普段はお人形さんみたいに可愛らしいけど、とつぜん狂ったように怒りだす演技なんか「うひょー!スゲェ!」ってゾクゾクしちゃうような感じでしたね!w

原作の漫画はみてないので本来の仲村佐和はどんな感じなのか知りませんが、メンヘラ女王様を演じさせたら玉城ティナには満点あげてもいいんじゃないかなって思いました。

まとめ(総評)

そんなわけで今回は「Noriの映画レビュー【惡の華】 途中まで面白かったが後半グダグダ感が・・・!?」ということでお届けいたしましたが、最後に総評です。

ナイスポイントとバッドポイント

ナイス

・ありきたりの学園ラブストーリーなどとは違って奇想天外なストーリー展開だった
・本編は2時間弱あるので長い映画だったが、ほどよい変態ストーリーに引き込まれ最後まで寝ずにみることが出来た
・玉城ティナ演じるメンヘラ女王様(仲村佐和)が良い味出してて良かった

バッド

・高校生時代のグダグダ物語はいらなかった
・春日は最後の最後まで仲村さんのポチでいて欲しかった(違う女性と付き合うとかあり得んでしょ)
・なんで「向こう側」にあれだけこだわってたくせに最後まで「向こう側」に行かないのかと
・「惡の華」とは一体何だったのか最後までようわからんかった

Noriの総合評価:★★★☆☆

最後の最後まで仲村と春日が女王様とそのシモベとして結ばれなかったのは残念でしたが、なんとなくマゾの気持ちが分かるようになったかもしれない不思議な映画でしたw

玉城ティナ演じる仲村さんの強烈キャラのお陰で最後まで見ることが出来ましたが、仲村が出てこない高校生時代はグダグダに感じたので総評は星3つとさせていただきました。

映画「惡の華」は普通の映画に飽きてしまった時に味へん映画として観てみるのがいいかもです。