メダカと水草の60cm水槽を立ち上げてから1カ月半が過ぎてしまいましたが、外部フィルターのメンテナンスをずっとサボっていたNoriでございます(>_<;)

皆さんも外部フィルターって密閉されてるんで見た目だとまったく状態が分かりませんし、ついつい「メンテナンスはまた来週でいいかな?!」って先延ばしになってたりしませんか?

僕はと言えば最近、魔王メダカ様の卵から赤ちゃんメダカの針子ちゃんが生まれたので、そちらの世話に追われる毎日で何かと忙しかったんですよね~。←見苦しい言い訳ですね!w

しかしながら水槽立ち上げ初回のメンテと言うこともあり1ヵ月過ぎたらボチボチやってあげないと魔王メダカさんと水草に申し訳ありませんので、ようやく重い腰をあげたのでした。

そんなわけで今回はテトラ バリューエックス パワーフィルター VX-75の初回メンテナンスと同時にろ材をカスタムしてエーハイムの「バイオメック」と「サブストラットプロ」を導入してみましたのでレポートしようと思います。

❢この記事の内容❢
✅バイオメックとサブストラットプを選んだ理由
✅VX-75のメンテナンスとろ材のセッティング
✅まとめ

バイオメックとサブストラットプを選んだ理由

はじめにテトラ VX-75 の初回メンテナンス時にエーハイムのろ材「バイオメックとサブストラットプ」を組み込んだ理由についてお話ししたいと思いますが、まずはVX-75 のフィルターケースに入っている標準ろ過材を確認してみましょう。

以下の図はVX-75フィルターケース内、純正ろ過材の配置図になります。

これを見て何か違和感を感じないでしょうか?

はい、そうなんです!

なぜか1段目と2段目に「VXブラックスポンジ」が入っているんですよね?!

この「VXブラックスポンジ」とはただの目の粗いスポンジです。

VX-75の取扱説明書を見ると「VXブラックスポンジ」は物理・生物ろ過担当となっているんですけど、おそらくその性能は高くないでしょう。

なぜなら単純に目の粗いスポンジなので物理ろ過するにしても余程大きなゴミしか取れないでしょうし、バクテリアが定着するにしても表面積が少なすぎます。

せっかくの限られたフィルタースペースなので、それを有効に使いたいと思うのが人情ってもんです。

よって「VXブラックスポンジ」は2つとも撤去してしまいたいところですが、多少のバクテリアは繁殖していると思いますので今回は1つだけ残し、また次回のメンテナンス時にもう一つも撤去することにしようと思います。

また、説明書によると「VXアンモニアダウン」と「セラミックカーボン」は1ヵ月を目安に交換するとあります。

これらのろ材は吸着系(化学ろ過)というやつで「VXアンモニアダウン」はその名の通りアンモニア濃度を下げる役割で「セラミックカーボン」は水の黄ばみ、悪臭、濁りを除去します。

化学ろ過は水槽立ち上げ時、バクテリアが全く繁殖していない環境では有効でしょうけど、長い目でみたらバクテリアにたくさん繁殖してもらって生物ろ過メインで運用したい所です。

その理由として吸着系のろ過材は無限に吸着するわけではなく、一定量を吸着してしまうと飽和状態になり逆に有害物質を放出してしまうのです。

ゆえに1ヵ月を目安に交換(期間は商品によって違います)という短いサイクルで交換が必要になってくるのですが、その目安が目で見えないので曖昧ですし、必然的にランニングコストも高くついてしまうので生物ろ過と比較してあまり良いことがないんじゃないかと思っています。

そういった理由から「VXブラックスポンジ」「VXアンモニアダウン」「セラミックカーボン」これらのろ過材は初回メンテナンス時にお役御免となり、代わりに空いたスペースに生物ろ過に有効なろ過材を選択することになりました。

そこで今回僕が選択したろ過材はエーハイム「バイオメック」と「サブストラットプロ」になります。

エーハイムと言えばドイツの老舗観賞魚器具メーカーでアクアリウムショップに行けばほぼ間違いなく同メーカー商品が置いてあるので、ほとんどの方が知っていることでしょう。

そんな僕もかつてはエーハイムの外部フィルターを愛用していたこともあり、多少値段が高いような気もしますが(ADA製品と比べれば安いですねw)とても信頼できるメーカーだと思っております。

そこでエーハイムのホームページからろ過材を調べてみると1段目のろ過材には「メック」または「バイオメック」を推奨していました。

それらを比較するとバイオメックの方がより物理ろ過と生物ろ過の両方に効果的なマルチろ過材ということで、1段目はバイオメックで決定です。

次に上段に組み込む生物ろ過メインのろ過材は「サブストラットプロ」を推奨しています。

もう一つのろ過材はエーハイムのHPを信じて「サブストラットプロ」に決定します。←なんとも他力本願な・・・w

VX-75標準の吸着系ろ過材に替え、これらエーハイムのろ過材を組み込めば生物ろ過の大幅な強化につながりそうですね!

そんなわけで初回メンテナンス時に「バイオメック」と「サブストラットプロ」を採用することとなりました。

VX-75のメンテナンスとろ材のセッティング

それでは実際に初回メンテナンスにはいりましょう!

手順はこうなります。

① フィルター清掃時に使用する飼育水をバケツに用意する

② 外部フィルターのコンセントを抜いてからモーター部分を外し、フィルターケースを濡れてもOKな場所にもっていく

③ 再び使用するろ過材を飼育水で軽く洗う

④ 「バイオメック」と「サブストラットプロ」を水道水でよく洗う

⑤ 各ろ過材をろ材コンテナにセットする

⑥ ろ材コンテナをフィルターケースにセットする

⑦ フィルターケースとモーターを元に戻し、呼び水をしてからコンセントを電源につなぐ

こちらが水槽立ち上げから約1ヶ月半使用したろ過材になります。

右側に写っている細目フィルター(白)が真っ黒に汚れてしまっていますね!

こちらの使用済みろ過材は左からVXアンモニアダウン、セラミックカーボン、VXウールマット(白)になります。

これらはもう使わないので捨てました。


上の図は今回のメンテナンス時、あらたにセッティングするカスタムしたろ材の配置図になります。

まず1段目はバイオメックの層です。

今回僕は「バイオメック」と「サブストラットプロ」ともに1ℓの商品を購入したんですけど、VX-75のろ材コンテナに1ℓピッタリ入りました。

次に2段目のバイオグラスリングとVXブラックスポンジです。

こちらのろ過材どちらもVX-75標準のろ材です。

約1ヶ月半使用しているので多少バクテリアが繁殖しているはずです。

飼育水で軽く洗ってから再セットしました。

最後に3段目はサブストラットプロと新品のウールマットです。

最初はサブストラットプロ1ℓ分全部入れてみたんですけどウールマットを入れたらはみ出してしまったので、2割ぐらい量を減らしてセッティングしました。

ちなみにウールマットはホームセンターで買ってきた汎用品をろ材コンテナの形に合わせてカットしたものを使用しました。

あとは全てのろ材コンテナをケースにセットして水槽に戻せば終了です♪

まとめ

この記事では「VX-75のメンテナンスついでに バイオメックとサブストラットプロ使ってみた!」ということでお届けしました。

今回の水槽立ち上げから外部フィルターの初回メンテナンスにて吸着系ろ過材を外し生物ろ過をメインとするろ材に交換したので、あとは外部フィルターにより多くのバクテリアが繁殖し水質が安定してくれることを待つのみですね♪

また、吸着系のろ過材を外したことにより有害物質が飽和し逆に放出してしまうということもなくなったので、今後は3~6ヵ月間の目安でメンテナンスしていく予定です。

まだメンテナンスから数日しかたっていないので効果のほどは何ともいえませんが、信頼のエーハイムだから大丈夫でしょう!?

どちらにせよ次回のメンテナンス時にまたレポートしようと思いますので、よろしくお願いします♪