先日、発売日に購入してからコツコツとプレイしていたPS4ソフト「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」をやっとこさ4ヵ月もかかってクリアーしたNoriですが、みなさんご機嫌いかがでしょうか?

女神転生」と言えば僕は小学生時代にファミコン版(デジタル・デビル物語 女神転生:1987年発売)でプレイしていた記憶があって、悪魔を仲間に出来てしかも仲間にした悪魔を合体して、より強い悪魔を作ることが出来るといったことが当時の自分にとってはメチャクチャ画期的で胸熱だったのを覚えていました!

そんな女神転生の続編がPS4で発売されると知った時には懐かしさのあまり「是非プレイしてみたい!」と思って予約購入したわけなんですけど、途中挫折しそうになりながらもよーやくクリアーすることが出来ましたよ♪

まあ、クリアーしたとは言っても真・女神転生III NOCTURNEはマルチエンディングになっていて全部で6種類のエンディングがあるなかの1つ「深界ルート」をクリアーしただけなんですけどねw

そんなわけで今回はファミコン版を遊んでから約33年ぶりに女神転生の続編「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」をプレイして一応クリアーしたので、感想などレビューします。

※ なお、この記事はゲーム内容に関して多少のネタバレを含みますのでネタバレ厳禁の方はこれ以上読み進めないことをお勧めします。

❢この記事の内容❢
✅真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTERとは?
✅クリア後の感想
 ↳良かったところベスト5
 ↳悪かったところベスト5
✅まとめ
 ↳Noriの独断と偏見評価

真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTERとは?

真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER とは2003年2月20日に発売されたPS2用ゲームソフト「真・女神転生III NOCTURNE」をPS4と任天堂スイッチ用ソフトとして復活させた、いわば復刻版ゲームです。

歴代女神転生シリーズの特徴はストーリーを進めながら悪魔を仲間にし、さらに仲間になった悪魔同士を合体させることによって、より強い新たな悪魔を生み出すことが可能で、今作もその特徴を引き継いでいる。

HD REMASTER(リマスター)と言うからグラフィックはPS4と任天堂スイッチそれぞれの性能に見合った映像にアップコンバートしてるのかなと思いきや、当時のPS2のグラフィックほぼそのままで単純に16:9のワイド画面に対応させた仕様です。

そんなわけでグラフィックに関しては多くのユーザーから残念ポイントとして声を上げている方を見かけましたが、開発元のアトラスとしては原作を忠実に移植するというコンセプトだったようです。(ゲームの面白さにグラフィックは関係ないといった自信からか?!)

そんなHD REMASTER版ですが、ゲーム中ムービーシーンではボイスを追加しており、その点においては原作ソフトより進化しているようです。(ちなみに僕はPS2の原作版をプレイしておりません。)

発売日:2020年10月29日(PS4、Nintendo Switch)
開発元:ATLUS(アトラス)

クリア後の感想

真・女神転生III NOCTURNEをクリアーして第一に思った感想は「このゲームはプレイヤーに優しくない!はっきり言ってめちゃくちゃスパルタ!」です。

恐らくこのゲームを初見でクリアーするには攻略サイトまたは攻略本を利用しないと絶対に不可能なんじゃないかと思います。

僕は初見プレイだと出来るだけ攻略サイトのたぐいはみないでプレイするタイプなんですけど、さすがにこのゲームは無理でプレイする時には必ず攻略サイトを開いてゲームとセットでプレイしていました。

昔ファミコンでプレイした女神転生もダンジョンメインのゲームでしたが、真・女神転生III NOCTURNEもほぼダンジョンメインのゲームになっていてプレイヤーを迷わせる罠や仕掛けが盛り沢山!

よっぽど根気あるプレイヤーなら自力で正解を探しながら進めるのかもしれませんが、おっさんにわかゲーマーの僕には自力で正解を見つけるなんてめんどくさくて無理っすw

また、最近のゲームは好きなところでいつでも自由にセーブできたり、万一主人公が死んでしまっても大してペナルティーもなく再プレイできたりしますが、このゲームは悪魔を題材にしているだけあって優しさや情けなんて微塵んもありませんでしたw

真・女神転生III NOCTURNEでセーブするにはターミナルという物体がある場所でしか出来ないんですが、場所によってはそのターミナルがなかなか無くてやっとの思いでボスのところまでたどり着いてもあっけなく死んでしまいタイトル画面に戻されるなんてことが多々ありました・・・(´・ω・`)

このゲームをプレイしていて「リレミトがあれば・・・。」(ドラクエのダンジョン脱出呪文)と何度思ったことか・・・w

そして僕がゲームプレイするうえで最も嫌いなのはレベル上げなんですけど、このゲームで強い悪魔を仲間にしたり合体で作成するには必ずと言って良いほどレベル上げの作業が必要になってきます。

こんな感じで僕にとってはめちゃくちゃスパルタだったゲームなんですけど、このゲームはプレイヤーによってかなり好き嫌いが分かれるゲームなんじゃないかと感じました。

単刀直入にこのゲームが好きかと聞かれたら僕は「嫌い」ですw

かといって本当にクソゲーだと思ったらクリアーするまでプレイしません。

やはり女神転生独特の世界観は好きですし、ダークネスな物語に引き込まれる部分があったのも確かです。

それだけに惜しい作品だなというか本気で現代風のゲームにリマスターしてくれていればめっちゃ面白かったのではと思う次第でございます。

自分的にはリマスター版ではなく今後の新作メガテンに期待といった感じですね!

良かったところベスト5

No.5 戦闘オート
自動で前回選択した攻撃を繰り返してくれるオートモードのおかげでめんどくさいレベル上げも若干楽になっている。

No.4 豊富な登場キャラクター(悪魔)

人間の登場キャラクターは少ないが悪魔やボスの種類は非常に多く、それぞれ個性的で面白い。

No.3 ダークな世界観

メガテン独自の世界観は今作にも健在で、悪魔になってしまった主人公の物語には引き込まれるものがあった。

No.2 悪魔合体

やはり悪魔合体はメガテンの醍醐味と言えるでしょう!悪魔合体でお目当ての悪魔を仲間にすることが出来るとめっちゃ嬉しいw

No.1 悪魔を仲間に出来る

これもメガテンの醍醐味!全ての悪魔が仲間に出来るわけじゃありませんが、気に入った悪魔のスカウトに成功した時はやっぱり嬉しい!

悪かったところベスト5

No.5 主人公の物理攻撃がダサイ 
主人公が普通に攻撃するとパンチをくりだしますが、もうちょっと悪魔っぽい攻撃はなかったのって感じです。

正直言って主人公よりライドウの方が全然カッコいいのはなぜ?

No.4 進行方向が8方向だからカクカクする

操作性もPS2のものと同じだから主人公の進める方向が8方向しかなくカクカクした感じがする。

せっかくPS4に移植したんだからそこはスムーズに動けるよう改良してほしかった。

No.3 主人公よりレベルの高い悪魔を仲間にしたり合体も出来ない

せっかく強い悪魔に出会って仲間にしたくても主人公のレベルが低いと絶対仲間に出来ません。

確率は低かったとしてもワンチャンあれば夢があるのになぁ~と思います。

No.2 グラフィックがへっぽこ

これはかなりガッカリでした・・・。
まんまPS2のグラフィックでHDリマスターっていわれても、あまりにも残念過ぎます。

No.1 自力でクリアー不可能

僕的にどんなゲームでも難易度は攻略サイトや攻略本を見なくてもクリアー可能なレベルじゃないとイカンと思っていましてその点、真・女神転生III NOCTURNEは難易度調整がめちゃくちゃで単に難しくすれば何でもいいのかよって思ってしまうほどでした。

まとめ

今回は「【PS4 女神転生3 リマスター】クリア後レビュー!これが名作、神ゲーか?」ということでお届けいたしましたが、もしPS2版の真・女神転生III NOCTURNEが過去の名作で神ゲーだったとしても、現代リマスター版の今作はかりにも名作と言えるようなレベルのゲームだとは思えませんでした。(自分には思い出補正がないためか?)

もっとも僕のようなにわかゲーマーではなく、ガチムチ本気ゲーマーの方ならこれぐらい難攻不落のゲームじゃないとやりごたえがないのでつまらないじゃんと思ってしまうのかな?!

Noriの独断と偏見評価

操作性★☆☆☆☆PS2時代の操作性そのまま。
グラフィック★☆☆☆☆PS2時代のグラフィックそのまま。
サウンド★★☆☆☆邪教の館の音楽は良かったが、戦闘シーンなどはやけに明るい音楽が不自然な感じだった。
熱中度★★★☆☆攻略サイトに頼りながらも何だかんだプレイしてしまう不思議な魅力があった。
持続性★★★☆☆一応クリアーしたけど、マルチエンディングなので他のエンディングまで見ようとは思わない。
ゲームバランス★☆☆☆☆プレイヤーのことは全く考えていないんじゃないかと思えるような難易度設定。
総合★★☆☆☆過去の名作も今となるとクソゲーと化してしまうのか?!

今回はかなり辛口レビューになってしまいましたが、あくまでもおっさんにわかゲーマーのレビューなので参考程度にお願いします。

最後に以下のような方には真・女神転生III NOCTURNEをお勧めします。
・現代の優しいゲームシステムが嫌い
・攻略サイトや攻略本を見ながら作戦をたててプレイするのが好き
・強い仲間を作るためならレベル上げも苦にならない
・グラフィックにそこまでこだわらない