撮影 sekaitanken.com

旅行に行くまえって楽しみでつい浮かれてしまいますよね~。「どんな服着ていこうかな~」とか「新しいカメラ買っちゃおうかな~」なんて(笑)やはり旅行の一番の目的は楽しむことですし、どうしても浮かれ気分になってしまうものです。

それはそれでいいとして、海外旅行に行く際、事前に忘れずにやってもらいたい事があります。


何かといいますと、現地の治安調査と防犯に対する対策と心構えをもつということ。せっかくの海外旅行も犯罪に巻き込まれてしまったら台無しです。しかし事前に調べて対策を練っておけばある程度の犯罪予防は出来るはずです。


そんなわけでこの記事では海外旅行へ行く際の防犯対策と心構えなどについて書いておきますので皆さんの参考になれば幸いです。

どこで海外の治安情報が調べられるの?

何度か海外旅行に行っている方なら必ずチェックされていると思いますが、外務省で海外安全ホームページを公開されていますので、まずはそちらからチェックしていきましょう。

リンク・・・海外安全ホームページ

リンク先ではこの様なページで世界地図が危険レベルによって色分けされたホームページがでてきます。次に地図の右に調べたい国や地域を入力すると詳しい情報がでてきます。

こちらで各地域の様々な犯罪手口や予防策など詳しく記載されていますのでしっかりと読んでおくようにしましょう。
私も事前に海外安全ホームページを見ていたおかげで犯罪に巻き込まれる一歩手前で回避することが出来た事例が何度かありました。
特に安全対策基礎データのページにはその地域で発生している犯罪の手口を詳しく書いてあるのでそれを頭の片隅に置いておくだけでいざという場面に遭遇した時に素早く対応出来るようになりますので、しつこくなりますが必ず読んでおいてください。

犯罪に対する心構え

残念な事ですが、毎回海外に行くと日本の治安の良さにあらためて気が付かされます。


もう昔話になりますが、私のはじめての海外旅行先はアメリカでした。その当時は特に防犯意識などなく国内旅行と同じような感覚で旅行を満喫していました。そんなある時フードコートの椅子の上に上着とカメラを置いて少しだけですが席を離れてしまったんです。時間にしたら2~3分だったと思いますが、席に戻るとまんまとカメラがなくなっていました。その時は頭が真っ白になってあちこち探したりしたんですが、見つかるわけもなく一応ガードマンに届け出たんですが、笑いながらこう言われました「カメラを椅子においていた君が悪いんだよ。もう二度とカメラは戻ってこないからあきらめなさい。」と、まるでお話にならないといった感じであしらわれました。


今考えると、このガードマンが言った言葉が本質をついているんだと思います。
それは海外において自己防衛を怠って犯罪に遭遇したら自己防衛を怠ったほうに責任があると言われてもしょうがないと言う事。つまり自分の身は自分で守れと言う事です。

では実際にどんな事に気をつければいいの?

スリやひったくりにぼったくり彼らは常に美味しい獲物を探しています。
具体的にはどんな事に気を付ければ良いのか考えていきましょう。

  • 目立つ服装はさける

まずは基本中の基本。見た目です。ぱっと見で目立つ服装、いかにも金持ちそうな服やアクセサリー、すぐに外国人と分かる様な服装を避けることで少しでも目立たないようにしましょう。犯罪者目線で考えればわかると思いますが、特に外国人(日本人)やお金持ちが彼らの獲物です。スリやひったくりは常に美味しい獲物を探しているので彼らからみて美味しそうな獲物に見えないように心がけましょう。

  • 片言の日本語で話しかけてくる人には要注意!

空港や観光地で片言の日本語で話しかけてくる人には用心してください。

~例1
空港で空港職員のような恰好をして名札をぶらさげて「こんにちわ。日本からですか?」などと言ってフレンドリーに近づいてきて、勝手にスーツケースを運んで案内をする人がいますが、それはチップ目的の詐欺師です。あとで100ドルとか高額なチップを請求してきます。無視して荷物は自分で運びましょう。

~例2
空港の正規のタクシー乗り場ではない所で「タクシー安いよ~、どこまでいく?」などと言って強引に自分の車まで連れていき料金の事を聞いてもはぐらかしてメーターも使わない。こんなタクシーには絶対に乗らないでください。ぼったくられる事間違いなしです。空港では事前に手配した車、もしくは正規のタクシー、タクシー配車アプリなどの信頼できる車以外は乗らない事。

※その他にもショッピングモールやコンビニなどで片言の日本語で話しかけてくる人がいますが、これもかかわるとろくな事がありませんので注意してください。

  • 子供だからといって気を抜くな!

日本では想像もつきませんが、海外には子供でもプロ級のスリが存在します。とくに何人かで近寄ってくる子供には要注意です。たくみな連携であっという間に財布やスマホなど持って行かれてしまいます。相手が子供だからといって甘く見ずに、なんか怪しげな子供がいたら避けるようにしてください。

  • 落ちているものは拾わない

これは犯罪の手口で、財布やバッグをわざと置いておいて(もしくは前を歩いている人がわざと落とす)拾ったら最後、どこかで様子をうかがっていた詐欺師があらわれて入っていたはずのお金がないだの盗人よばわりされてお金を返さないと警察を呼ぶとか脅してきます。自分の目の前に財布が落ちていたとしても絶対にさわらないでください。

もしも犯罪にあってしまったら

どんなに気を付けていても犯罪にまきこまれてしまう事があるかもしれません。そんな時、一番に優先するのは自分の命です。もしお金を払って命が守れるのなら素直にお金を渡してしまいましょう。そして絶対に抵抗しないでください。命あっての人生ですから、その場ではショックかもしれませんが、命さえ守れれば人生いくらでも楽しめるチャンスがあります。

また繰り返しになってしまいますが、子供でもナイフやピストルを持っているかもしれません。もしも相手が子供だったとしても追いかけて盗られた物を取り戻そうなんて考えないでください。犯罪する子供も生活がかかっているので本気です。ナイフで切りかかってきたら大変です。

もし不幸にも犯罪にあってしまったら身の安全を確保を最優先にし、現地の日本大使館に助けを求めて地元の警察にもとどけましょう。海外旅行保険に入っていれば保証を受けられるかもしれません。

まとめ

繰り返しになりますが、海外旅行で犯罪にあってしまうと楽しいはずの旅行が台無しになってしまいます。しかし、あらかじめ旅行先の治安情報を調べて事前調査をし、防犯意識を高めておく事によって犯罪にあう確率をかなり下げる事が出来ると思います。また防犯についての知識を事前に調べておけば旅行中の安心にもつながってきますので、楽しい海外旅行にするために必ず予習しておいてください。
海外の犯罪について色々書いて来ましたが、もちろん海外にも親切な良い方もたくさんいますので、そんなに心配しないでくださいね。
では良い旅を!