どーもー、最近は外に出ると日差しがヤバイので日傘でも使いたいなって思ったNoriでございます!←やりたくても人目が気になって出来ない小心者w

そして夏になると気になるのがPCの熱ですよね~。

僕の場合だと最近購入した玄人志向 NVIDIA GeForce RTX3090(GG-RTX3090-E24GB/TP)のVRAM温度がマイニング時になんと100℃を超えてしまったのです!

玄人志向 NVIDIA GeForce RTX3090の開封レビュー記事はこちら

さすがに100度越えはヤバいでしょって事でPCケースのフロントカバーについていた半透明のカバーを外したところエアフロ―が改善されたのか100℃越えはなくなりました。

それでもマイニング中にはVRAM温度が94~96℃ぐらいまで上昇してしまうので、ちょっと心配です。

そこでググってみたところRTX3090にはGDDR6Xという新設計のメモリが搭載されており従来のGDDR6よりも大幅な性能アップを果たしたものの発熱まで大幅アップしてしまったという・・・!w

その対策として先輩方のありがたい助言だと「サーマルパッドを熱伝導率の高いものに貼りかえろ!話はそれからだ!」と言うことでした。

先輩がたの報告によるとサーマルパッドを高性能なものに貼りかえただけでVRAM温度が10℃以上も下がったとの報告も見かけました。

そんなに効果があるなら是非試してみたいと思いましてamazonでもかなり高評価だけどお値段もちょっと高めな「Thermalright 熱伝導率12.8W / m-K サーマルパッド 熱伝導シートシリコン、120x120x2mm」という商品をポチってみました。

っと言うことで今回は 玄人志向 RTX3090に熱伝導率12.8Wの高性能サーマルパッドを貼り付けてみましたので、作業の様子と効果のほどをレポートします。

※グラフィックボードを分解するとメーカー保証がなくなる可能性があります。また、サーマルパッドの張替を行う際は自己責任にてお願いします

❢この記事の内容❢
✅3090の分解とサーマルパッド貼付け
✅熱伝導率12.8Wの効果は?
✅まとめ

3090の分解とサーマルパッド貼付け

では早速分解していきたいと思いますが、手順はそんなに難しくないとは言え一歩間違うと高価なグラボが壊れてしまう可能性が無きにしも非ずです。

落ち着いて慎重にいきましょう!←っと自分に言い聞かせたw

ちなみに今回使った工具は以下のものとなります。
・精密ドライバーのセット(プラスネジ2種類のサイズを使用)
・ペンチ(特殊なボルト型のネジを外すのに使用)
・綿棒
・キッチンペーパー
・無水エタノール(綿棒やキッチンペーパーにつけてグリスなどの掃除に)

グラボの3連ファンとは逆のバックプレート側を見るとネジが確認出来ます。

まず表から見えるネジを全て外してしまいますが、丸で囲った部分にネジがあって丸の色でネジの種類が違うので戻す時に分かるようにしておきます。

全部で15ヵ所にネジがあります。

ネジを外せばバックプレートが外せるんですけど、純正のサーマルパッドが貼り付けてあるのでちょっとだけ力を入れて引っ張ればはがせます。

次に写真左側の赤丸、特殊ボルトネジ2本をペンチで外します。

(上の写真は基盤とバックプレートの向きがうっかり左右逆に撮影してしまいました・・・見ずらくてすみません。)

グラボサイドのDPポート側にネジが4ヵ所あるので外します。

これで外すべきネジは全てになります。

ネジは全て外れてますが基盤とクーラーが純正サーマルパッドの粘着力でくっついていたので簡単には分解出来ません。

しかしあせって基盤を傷めないよう気を付けながら少しづつ引っ張っていくと、なんとか分解することが出来ました!

まだ基板やクーラーに純正サーマルパッドがくっついていますが、全て貼りかえてしまうので貼り付けてあった位置だけ確認したら剥がして綺麗にしちゃいましょう!

基盤の写真上部にはカプラーが2ヶ所ありますけど、今回作業するにあたって特に邪魔にならないと判断したので配線は外しませんでした。

純正サーマルパッドの残骸は指で簡単にはがせますが、はがした後のべたべた汚れがどうしても残ってしまいます。

せっかく新しいサーマルパッドを貼りつけるんですから、ベタベタ汚れは綿棒やキッチンペーパーに無水エタノールをしみこませて綺麗に落としていきます。

とは言っても上の写真を見るとGPUコア周辺にまだグリスが残っちゃってますね!←まぁまぁこの程度は許容範囲内ということで・・・w

ちなみに無水エタノールは100円ショップ(ダイソー)でも売ってます。

純正サーマルパッドが貼り付けてあったのと同じ配置で Thermalright のサーマルパッドをカットして貼りつけました。

Thermalrightのサーマルパッドを購入するにあたって厚みをどうするか迷いましたが結局2㎜のものを購入しています。

結果的にはビンゴ!クロシコRTX3090も上の写真の1番左側の1列をのぞいて2㎜圧のものを使用していました。

1番左側の1列だけ薄くておそらく1mmのサーマルパッドが使われていましたが、2㎜のサーマルパッドを指でつぶしたり伸ばしたりして薄く調整して貼り付けたらピッタリOKでしたw

最後に忘れずGPUコアにも新しいグリスを塗っておきます。

分解時と逆の手順でクーラーと基盤を合体させたらバックプレート側にも新しいサーマルパッドを貼り付けます。

最後にバックプレートをもとに戻してネジを全部取り付けたら終了!お疲れ様です♪

熱伝導率12.8Wの効果は?

見せてもらおうか! Thermalright 熱伝導率12.8Wのサーマルパッドの性能とやらを!

そんなわけでお約束のセリフを言わせてもらいつつ、上の画像はサーマルパッドを貼りかえる前のノーマル状態でマイニングした時のデータになります。

画像上のグラフはモニタリングソフト、HWiNFO64にてVRAM温度をグラフ表示させています。

グラフを見ると全開でマイニング中のVRAM温度は92℃~96℃の間で推移しており、平均値は94℃と言ったところですね。

他メーカーのRTX3090は普通に100℃を超えてしまうという情報もありますし、玄人志向 RTX3090の冷却性能は優秀な部類と言えそうですね。

※測定には公正を期すためエアコンで調整し、室温26℃±0.5℃、ガラクロRTX3090に付属の追加ファンを取付けた状態で測定しています。

続いて上の画像はサーマルパッド貼り替え後の測定結果になります。

グラフを見るとVRAM温度が90℃ピッタリで張り付いているのが確認出来ます。

つまりサーマルパッドを貼り替えたことによってVRAM温度が4℃下がったことになります・・・!

これは凄い!・・・のかな?!・・・う~ん。

サーマルパッド購入前にamazonで下調べしたんですけどThermalright 熱伝導率12.8Wサーマルパッドの高評価から張り替え後にはマイナス10℃を期待していただけに今回の結果はちょっと微妙だったように感じてしまいました・・・。

また、サーマルパッドを貼りかえようと思った動機がVRAM温度を下げるためだったのであまり気にしていませんでしたが、GPUコア温度も平均5℃程度下がっていました。

そんなわけでマイナス4℃が良かったと見るか否かは人によって意見が分かれそうですけど、長い目で見ればプラスになるとは思いますので自分的には良しとしておきましょう♪

まとめ

今回は「VRAMに熱伝導率12.8Wのサーマルパッド貼ってみた!玄人志向 RTX3090は冷えるのか?!」ということでお届けしました。

結果は全力でマイニング中のVRAM温度がマイナス4℃と目を見張るような数値は出なかったものの確実に効果はあったので、やってみて良かったと思っています。

自分は仕事中や外出先でVRAM温度が気になってスマホのナイスハッシュAPPで確認してたんですが、96℃とかあるとちょっと心配でした。

それが今はほぼ90℃に落ち着いてくれているので安心感があります♪

また、マイニング以外だとゲーム中に感じたのはグラボ温度が下がった影響でファンの回転数が低くなったのか以前よりもグラボの音が静かになっていました!

一応断っておきますがガラクロRTX3090は元々そんなにうるさいグラボじゃないんですけど、それがより静かなグラボになってくれたのは嬉しい誤算でした。

そんなわけでVRAM温度も下がった事だし、これからもRTX3090には頑張ってもらおうと思います!w