
カンボジアと言えば、皆さんはどんなイメージを持っていますか?
過去の戦争で地雷がたくさん埋められているから危険とか、まだまだ発展途上の未開の地、みたいなイメージを持っている方も多いと思います。
確かにそれらのイメージも間違ってはいませんが、カンボジアにはあの天空の城ラピュタのモデルになった魅力的な世界屈指の世界遺産、アンコール遺跡群があることでも有名な国なんです。
そんなカンボジアですが、今回はその遺跡群に焦点を当てて、その魅力とお勧めの遺跡や行き方などお伝えします。
では、手始めにカンボジアについて軽く説明していきますので、よろしくお願いします。
カンボジアはこんな国
~カンボジア王国(Kingdom of Cambodia)~
・カンボジアの基本情報
面積は18.1万平方kmで日本の半分ほどになり、人口は1600万人、首都はプノンペン、通貨はリエル
・位置
西にタイ、東にベトナム、北にラオスの国境がありインドシナ半島の中心に位置する
・気候
熱帯モンスーン気候、11~4月乾季、5~10月雨季
年間を通して高温多湿、雨季のスコールは短時間の間ですが、バケツをひっくり返したような雨が降ることも
・代表的な観光スポット
アンコール遺跡群、シェムリアップのナイトマーケット、プレアヴィヒア寺院など
・主なグルメ
ヌンパン(カンボジア風サンドウィッチ)、アモック(ココナッツカレー) 、クイティウ(米粉麺のラーメン)、オンソームチェーク(カンボジアのチマキ)など
アンコール遺跡群ってどこにあるの?
アンコール遺跡群は、首都プノンペンから北西に約300kmに位置するシェムリアップと言う街を拠点に点在する遺跡群へ行くことが可能です。
また、カンボジアの中でも得にシェムリアップは多くの観光客が訪れるので、ホテルにレストラン、カフェ、マッサージ、ナイトマーケットなどが点在するリゾート地として開発されています。
とはいえ、リゾート地と言えばハワイの様な感じを連想されるかもしれませんが、そこまで洗練された感じではなく田舎の草原を切り開いて作った町、砂漠で言う所の「オアシス」と言った感じをイメージしてもらえればOK じゃないかと思います(笑)
シェムリアップへの行き方は?
一番手っ取り早く行くには、シェムリアップ国際空港に直接飛行機で行ければ良いのですが、2019年現在、日本からシェムリアップへの直行便はありません・・・
仕方ないので、少し時間と手間が掛かりますが、経由便でシェムリアップ国際空港に向かいましょう。
ちなみにシェムリアップ国際空港は2005年にオープンした綺麗でお洒落な空港でしたよ!
主な航空会社の経由便
- エアアジア(エアアジアX)
NRT・HND/成田・羽田→DMK バンコク ドンムアン→REP シェムリアップ - タイ国際航空
NRT・HND/成田・羽田→BKK バンコク スワンナプーム→REP シェムリアップ - ベトナム航空
NRT・HND/成田・羽田→SGN ホーチミン(タンソンニャット)→REP シェムリアップ - セブパシフィック航空
NRT 成田→MNL マニラ(ニノイ・アキノ)→REP シェムリアップ - ベトジェット・エア
NRT 成田→HAN ハノイ(ノイバイ)→REP シェムリアップ - 香港エクスプレス
HND 羽田→HKG 香港国際→REP シェムリアップ - シンガポール航空
NRT・HND/成田・羽田→SIN シンガポール・チャンギ→REP シェムリアップ
直行便が無いのは残念ですが、この様に各航空会社から多くの便が運航されているので、良い便を見つける事ができるでしょう。
!注意!
~カンボジアの入国にはビザが必要です~
~ビザの取得方法について~
1・東京のカンボジア大使館の窓口で申請
ビザ申請|在日本カンボジア王国大使館 Royal Embassy of Cambodia in Japan
2・東京のカンボジア大使館に郵送で申請
3・カンボジア外務省の公式webサイトからe-visaを申請
4・カンボジアの現地空港でアライバルビザを申請
カンボジアでのビザ取得方法は上記、4パターンになりますが、正直なところ1~3は面倒くさいので、通常はシェムリアップ国際空港に到着したらビザを取得する流れになります。
ビザ取得料金は $ 30となっており、米ドルでの支払いです。
(日本円でも支払い可能ですが、レートがかなり悪くおつりも貰えないそうです。)
また、ビザ用の写真が無ければ追加で $ 2(悪質な空港職員が $ 10請求したという報告も…)支払わなければなりません。
と言う事で、事前に米ドルを用意しておくか、クレジットカードを持っていれば、空港に到着後ATMでキャッシングしてからビザの申し込みをするとスムーズです。
なお、カンボジアでは米ドルが普通に使えるので、ビザ以外の事にも問題なく使用可能です。(現地通貨のカンボジアリエルより、米ドルの方が使いやすいと言っても過言ではありません)
遺跡への行き方は?
現地に着いてから、あれこれ申し込みや交渉するのが面倒で、安心安全に遺跡巡りを楽しみたいなら、事前にツアーに申し込んでしまう事をお勧めしますが、出来れば僕のお勧めはトゥクトゥクドライバーと交渉してトゥクトゥクでの遺跡巡りです。

遺跡への道はまだまだ舗装されていない悪路も多く、トゥクトゥクでの移動は暑いし揺れるしホコリも舞うしで、快適からは程遠い感じですが、それでもトゥクトゥクには何とも言えない魅力がありまして、例えるならディズニーランドのアトラクションに乗っているような感覚ですかね(笑)
小さいバイクに荷台を付けてるので、スピードもそんなに出ませんが、せっかく異国に来たんだし、まったりトゥクトゥクの遺跡巡りも乙なもんですよ!
~アンコールチケットを買いに行こう~
無事にトゥクトゥクの手配が済んだら早速遺跡巡りに行きたい所なんですが、アンコール遺跡群の見学は基本有料になっていまして、アンコールチケット(フリーパスみたいな物)なるものを購入する必要があります。
トゥクトゥクの運転手なら必ず知っているはずですが、場所は以下になります。
営業時間 5:00~17:30 (17:00以降翌日券購入可能)
利用可能日数 | 使用期限 | 値段 |
1日券 | 当日または翌日使用可 | $ 37 |
3日券 | 10日間で3日使用可 | $ 62 |
7日券 | 1ヵ月間で7日使用可 | $ 72 |
チケットの購入には特別必要な物は無く、本人と現金さえあればOKです。
お勧めは3日券か7日券ですね。せっかくシェムリアップに来たんだし、どうせならゆっくり遺跡巡りしたいですもんね。
~アンコールチケットとは別料金の遺跡もある~
アンコールチケットを購入しておけば、アンコール遺跡の主な所は見学可能ですが、なかには別料金の遺跡も存在するので覚えておきましょう。
ベンメリア | $ 5 |
プレアヴィヒア | $ 10 |
コーケー遺跡群 | $ 10 |
プノン クーレン | $ 20 |
別料金とは言ってもそこまで高くないので、興味があれば是非見に行っちゃいましょう!
お勧めの遺跡は?
ではシェムリアップに行ったら必ず行っておくべきお勧めの遺跡を紹介します。
~アンコールワット~

カンボジアで最も有名な遺跡アンコールワット。
テレビでもよく放送されるので、カンボジアに行ったことがない方でも、1度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
べたではありますが、ぜひ見学してきてほしい遺跡です。


~アンコール・トム~

アンコールワットから約1.5kmとすぐ近くにあるこちらのアンコール・トムは、たくさんの個性的な顔の遺跡があることで有名です。
アンコールワット同様に巨大なアンコール・トムですが、遺跡の中に彫られている彫刻も細かく綺麗で見所満載です。
こういった遺跡を見学していると、インディージョーンズやテレビゲームのアンチャーテッドの主人公になったような気分が味わえてテンションが上がります(笑)

~タプローム遺跡~

このタプローム遺跡は、所々が崩壊してはいるものの、大木の「根?」が見事に遺跡と同化している様が何とも神秘的な遺跡です。
またこちらは映画トゥームレイダーのロケ地となった事でも知られており、ララクロフト約を演じたアンジェリーナ・ジョリーと同じ場所で撮影が出来ちゃいます!
しかしこの自然の力には圧倒されまくりでした。 この摩訶不思議な光景、一生に一度は見てくる事をお勧めします。

~ベンメリア遺跡~
大半が崩壊してしまっているベンメリア遺跡。
しかしながら、崩壊していても当時の巨大な寺院の面影を感じる事が出来、僅かに残る銅像や彫刻が、まるで何かを語りかけて来るかのような不思議な感覚に陥ってしまう。
またこの遺跡は天空の城ラピュタのモデルになっているのではないかと言う噂も・・・!?
真相は不明だが、ここにロボット兵が歩いていたらと思うと何とも不思議な気分になった事を覚えています。


~プノン・クーレン~

プノン クーレンはシェムリアップの北東約50kmに位置する聖なる山(ライチの山)をさします。
こちらに流れる川の中にも多くの遺跡が残されており、アンコール遺跡群のものとはまた一味違った遺跡を見つける事が出来る。
また、川に沿って遺跡を見学しながらハイキングの様に歩くことが出来るので、山歩きやハイキングが好きな方にもお勧めです。

まとめ
今回は「トゥクトゥクでまったり遺跡巡りが最高!行き方からお勧めの遺跡まで」というテーマでお贈りしましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでもらって少しでもカンボジアの遺跡に興味を持っていただければ嬉しい限りでございます。
またシェムリアップ近郊にはこの記事で紹介しきれなかった多くの遺跡が、まだまだ存在するので、遺跡に興味を持っていただいた方なら必ず満足のたびになると言えますので、ぜひ「トゥクトゥクでまったり遺跡巡り」に行ってみてください。
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