やはり旅行に持って行くカメラとレンズは軽いほど良いですよね?!

でも標準レンズだと軽いのは良いのですが、いざと言う時にズーム性能が足りなくて残念な思いをしたことはありませんか?

だからと言って旅先でレンズを何個も持ち歩くのは避けたいところですよね。

そんな時にお勧めなのが、俗に言う「便利ズーム」レンズです。

と言う訳で、この記事では便利ズームについての説明と、今回購入した便利ズームレンズのパナソニック G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. ブラック H-FS14140-KA のレビューをしていきますので、どうぞお付き合いください。

便利ズームとは?

カメラを買った時に付いてくる一般的な標準ズームの倍率は3~4倍程度なので広角から望遠までカバーするには2本のレンズが必要になってきますが、便利ズームと呼ばれる部類のレンズはもっと高倍率となっており1本のレンズで広角から望遠まで幅広くカバーすることが可能です。

~便利ズームのメリットとデメリット~

便利ズームと言っても万能ではないので、メリットとデメリットを説明します。

☑メリット
・広角から望遠まで1本のレンズでカバーする事が出来ますから複数のレンズを持ち歩く必要がないので、荷物がかさばらないですむ。

☑デメリット
・低倍率のレンズと比較すると、1本当たりの重量が重くなってしまう。
・一般的な低倍率のレンズよりも値段が高い。
・画質面ではどうしても劣る。(とは言っても気持ち程度で、人によっては全く気にならない程度です)

H-FS14140 検証とレビュー

では今回購入した便利ズーム、パナソニックH-FS14140のレビューです。

手始めに便利ズーム最大の特徴、広角から望遠まで幅広い焦点距離をカバー出来るという事で実際の写真で、どんな感じなのか見ていきましょう。

なお、撮影は7月27日の代々木公園「台湾フェスティバル2019」のイベント会場のものとなります。

なお使用したカメラはパナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF9です。

~ズーム性能検証~

撮影  Nori   1/250 秒。 f/5 14 mm

まずは広角側の14 mm(フルサイズ換算28mm)です。


撮影  Nori   1/200 秒。 f/5.4 69 mm

ズームしてこちらは69mm(フルサイズ換算138mm)、まだ望遠に余裕があります。

ちなみに標準ズームは12-32mmなので、比べるとすでに倍以上のズームになっているという事ですね。


撮影  Nori   1/320 秒。 f/5.6 140 mm

これで望遠は最大の140mm(フルサイズ換算280mm)です。

当たり前の話ですが、光学ズームなのでスマホのデジタルズームとは違って綺麗にくっきりズーム撮影可能です。

さすが便利ズームという所で、これだけワイドレンジで撮影出来れば、こちら1本のレンズであらゆるシーンに対応可能です。

~ポートレート編~

撮影  Nori  1/320 秒。 f/5.6 140 mm
撮影  Nori  1/320 秒。 f/5.6 140 mm
撮影  Nori  1/320 秒。 f/5.6 140 mm

全てお任せオートで撮影したんですが、なかなか綺麗に撮れてます。

背景も若干ぼやけて良い感じです。

欲を言えばもう少しF値が低くなればなと言う所ですが、この辺が便利ズームの限界なんでしょうね。

しかし、総合的に見てこれだけ良く撮影出来れば満足と言えるレベルです。

~番外編~ スマホの写真だとこんな感じ

撮影  Nori

スマホとデジタル一眼カメラは決して比べる対象ではないと思いますが、何かの参考になればと思いアップしてみました。

撮影したスマホは、SonyのエクスペリアXZ2の最高設定です。

ズームなしの状態だと人が小さすぎてポートレートとしては成り立たないレベルです。

撮影  Nori

頑張ってデジタルズームするとこんな感じです。

残念ながらノイズが目立ってザラっとした感じになってしまい、決して綺麗な写真とは言えませんね。

やはりズームは光学ズームに限ると言う事が分かりますね。

まとめ

今回は【望遠レンズ】便利ズームってどう?メリットとデメリット、H-FS14140検証レビュー、と言う事でお贈りしました。

結果的に、望遠性能は100点満点!

やはり1本のレンズで広角から望遠までカバー出来るのは便利すぎます。

あらゆるシーンで素早く広角から望遠に対応出来るという事は、それだけシャッターチャンスが増えるという事になります。

便利ズームは低倍率ズームに比べて重たいというデメリットもありますが、旅での一瞬の出来事を見逃さず、素早く撮影可能と言う事で、やはり便利ズームは旅にピッタリのカメラと言えるのではないでしょうか。

また、今後は風景など様々なシチュエーションで検証していきたいと思っているのでよろしくお願いします。