今年2019年の6月に旅カメラとして購入したパナソニックミラーレス一眼のDC-GF9Wですが、約半年間使用したのでレビューやお勧めしたいレンズなどをまとめようと思います。

レビューの前にまずGF9Wを購入した経緯なんですが、ついつい最近(約1年前)まで「旅行には出来るだけ荷物は持って行きたくないし、写真はスマホで十分でしょう」と思っていた僕なんですが、とある日に会社の友人が旅行した時の写真をPCで見せてくれたんですが、その写真は素人目線から見ても綺麗だとはっきり分かるし感動と衝撃を受けました。

聞いてみるとキャノンの一眼レフカメラで撮影したとの事でした。

たまたまその時、友人が撮影に使ったカメラを持っているとの事だったので見せてもらいましたが、感想は「デカくて重いので旅行にはどうなの・・・?!」でした。

友人に聞くと「最近はミラーレス一眼と言う種類の機種が増えてきて、それならもっと小さくて軽いモデルがあるよ」との事で俄然カメラに興味がわきました。

最近のスマホのカメラは性能が良くなったとは言っても一眼レフカメラの写真と比べてしまうと全く違うという事を思い知らされた自分は(もちろん撮影する方の腕もありますが)カメラの購入を決意し、本や雑誌、ネットなどで一眼レフカメラについて調べに調べまくったのでした。

そんな訳で、記念すべき一眼カメラの第一号機にGF9Wを選んだわけですが、選んだ決め手は「小さい、軽い、安い、機能もそこそこ」と言った所で、とりあえずエントリーモデルで安いのを買ってみてカメラに慣れてきたらもっといいやつを買えばいいかなという作戦でした(笑)

結論から言ってしまうとカメラを買ったのは大正解で、僕は主に旅行先で撮影するんですが、撮影するのが楽しくてついつい沢山写真を撮りまくって後で整理するのが大変になってしまいます。

では前置きが長くなってしまい申し訳ありません、これよりレビューに移ります。

GF9Wの良かった所と悪かった所

ではGF9Wを半年間使用してみて良かった点と悪かった点をあげていきましょう。

✔良かった所

・小さくて軽い
やはり小さくて軽いというメリットはかなりデカいです。

GF9本体の重量はバッテリー、メモリーカードを含め約250gで、レンズを含めても500mlのペットボトルよりも軽いという事で、首にぶら下げて歩いていてもそれほど苦になりません。

・単焦点レンズが素晴らしい
キットレンズの焦点距離25mm、F1.7という単焦点レンズなんですが、初心者でも簡単にボケみを活かした写真が撮影出来るので撮影するのが楽しくなってしまいます。

また、明るいレンズだと言う事もあり料理の写真は美味しそうに撮影できるし、暗い場所や夜景の撮影にも大活躍です。

下の写真は台湾の日本料理屋で撮影した天丼で、GF9Wの単焦点レンズで撮影したものとソニーのスマホ、エクスペリアXZ2で撮影したものの比較になります。

GF9で撮影した料理の方が立体的でつやっぽく写っているのに対してスマホの写真はのっぺりとした平面的な感じになっているのが分かると思います。

・IA(インテリジェントオート)モードが優秀
カメラ初心者には気になる一眼レフカメラの操作方法なんですが、極端に言えばカメラについて何の勉強をしなくても、モードダイヤルをIAに合わせておけば普通に綺麗な写真が撮影出来てしまいます。

僕なんかは色々なモードや設定をいじってみるのが好きなんですが、後で撮影した写真をチェックしてみると結局IAモードで撮影した写真が一番綺麗に撮影出来てたなんて事が多かったです(笑)

✔悪かった所

・見た目がチープ
カメラは見た目がコッカイイことも重要な要素だと思いますが、GF9の外見はちょっとチープかなって感じがします。

実際に安いカメラなので仕方ありませんが、良く言えばシンプルなデザインと言う事で我慢するようにしています(笑)

・ファインダーが無い

GF9にはファインダーが無いのでスマホと同じように液晶画面を見て撮影しますが、外で日差しが強い時など液晶画面が見えずらい時があります。

また、狭い場所やシチュエーションによってはファインダーが欲しいなって思う時があります。

・バッテリーの持ちが悪い

バッテリーの持ちはお世辞にも良いとは言えません。

1日にどの程度撮影するかにもよりますが、個人的には予備のバッテリーを1つ以上用意しておいた方が無難だと思います。

・4K動画の撮影時に落ちる

説明書にも書いてあるので仕方ないのかもしれませんが、4K動画を撮影している時に熱で落ちてしまいます。

気温15℃ぐらいで暑くない時でも10分も持ちませんでした。

GF9の4K動画撮影機能は撮影時間5分程度のおまけ機能ぐらいで思っていた方が無難かもしれません。

GF9は旅カメラに最適か?!

悪い点もいくつかあげましたが、結論から言ってしまうとGF9は旅カメラにもってこいだと言えるでしょう。

上記の良かった点でもあげましたが、小さくて軽いので気軽に持ち歩けてキットレンズも使いやすく、スマホと比べれば断然GF9の方が良い写真を撮ることが出来るようになりました。

動画撮影に関してですが、4K動画は短時間しか撮影出来ませんが、フルHDでの撮影なら十分綺麗に撮影できるし、僕はあまり使いませんがセルフィー撮影も対応しているのでスマホ同様に自撮り動画なんかも撮影可能です。

欲を言えば防塵防滴機能が欲しいとか、ボディー内手ブレ補正機能も欲しいなど思う所ではありますが、5万円以下で買えてしまうというコスパと機動性を考えればこれでも十分だと思います。

GF9にお勧めのレンズは?!

キットレンズだけでも十分に使えるカメラですが、せっかく一眼カメラを買ったんだから交換用のレンズを使ってみたいと思うのは人の性ですよね。

そこで実際に僕が買ったレンズと今後欲しいなと思っているレンズを紹介します。

H-FS14140

こちらは僕が実際に買ってみたレンズで、焦点距離 14~140mmと広角から望遠まで幅広い範囲でカバー可能な俗に言う便利ズームです。

便利ズームはいざと言う時、例えば何かのステージやイベント事を観に行った時などに持っていると重宝します。

参考までに下の写真はH-FS14140を使って台湾の中正記念堂にて憲兵交代式を撮影したものですが、ギャラリーはサクの外からしか見学できないので普通に撮影しても憲兵が小さすぎて良い写真が撮れませんが、便利ズームのおかげで迫力ある写真が撮影出来ました。

H-X012

このレンズは僕が今一番欲しいなと思っているレンズで、キットレンズの単焦点よりも広角よりの焦点距離12mmでF1.4と更に明るいレンズです。

サンプルの写真を見るとボケ具合も素晴らしく、風景もため息が出るほど色っぽくて味のある写真ですね。

しかしいかんせんお値段が高い!

この値段ならカメラ本体も良いやつが買えてしまうので悩みますね。

まとめ

今回は「パナソニックミラーレス一眼【DC-GF9W】半年使ってみてのレビュー、旅カメラに最適か?!」と言う事でお届けしましたがいかがだったでしょうか?

GF9Wはキットレンズが2つも付いて、お値段も4万円台で買えてしまうというコストパフォーマンスが高い機種にもかかわらず機能面でもかなり頑張っているので、結果的に買って良かったです。

また今後はセンサーサイズの違う機種も試してみたいと思ってるので、そのうち新しいカメラを購入する事になると思いますが、GF9は今後も旅カメラのメイン機種として大切に使って行こうと思っています。

最後になGF9はこんな方にお勧めします。
〇小さくて軽い一眼カメラが欲しい
〇一眼カメラの入門機を探している
〇コスパが良い旅カメラを検討している

それでは皆様良い旅を!