
現在発売されているデジタル一眼カメラをセンサーサイズで分類すると
・フルサイズ( 面積:864mm2)
・APS-C(面積:372.88mm2 )
・マイクロフォーサーズ(面積:224.9mm2)
こちらの3種類が主流になっていますが、一般論ではセンサーサイズが大きければ大きいカメラほど撮影時のメリットがあり、良い写真が撮影出来るとされています。
しかしながら僕が旅行で持って行くカメラのお勧めは、APS-Cまたはマイクロフォーサーズ規格のカメラになります。
ではなぜフルサイズ規格のカメラを外したかと言うと、ボディー、レンズのサイズと重量が旅行には適さない(大きくて重すぎる)。
やはり旅行に持って行くカメラは機動性を重視して出来るだけ小さくて軽いものがベストと考えるからです。
また、APS-Cとマイクロフォーサーズを比較しても上記の理由により、マイクロフォーサーズ規格のカメラとレンズが一番小さくて軽く便利で、旅行にお勧めのベストチョイスと言えます。
そんな訳で、今回はマイクロフォーサーズ機で旅行に持って行くレンズでお勧めの物をピックアップして紹介いたします。
※もちろん機動性を犠牲にしてでも良い写真が撮りたいという、こだわりのカメラマンならばフルサイズ機を持って行くという選択は否定しませんし逆に尊敬します。
マイクロフォーサーズお勧めレンズ
マイクロフォーサーズ機はデジタル一眼カメラではセンサーサイズが最も小さい部類のカメラですが、せっかくの一眼レフカメラのメリット「レンズ交換可能」という事を活かして、旅行にはベストなレンズをチョイスしたい所です。
~標準ズーム編~
パナソニック
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S. H-HSA12035
焦点距離 12-35mm(フルサイズ換算24-70mm)と至って標準的なズームレンズですが、注目するべきはF2.8と圧倒的な明るさで12-35mm、全ての焦点距離にて開放絞り値が可変しないという所です。
※ 通常、セットレンズなどはF3.5-5.6など焦点距離によって開放絞り値が可変する物が多い。
レンズセットのカメラを購入したけど、もう一段上の明るいレンズで写真を撮りたいと言った方にはお勧めです。
✔ 重量:305g
✔ 手ブレ補正:〇
✔ 防滴、防塵:〇
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
こちらもオリンパスの12-40mm(フルサイズ換算24-80mm)の標準的なズームですが、先に紹介したパナソニックのH-HSA12035と同じF2.8の明るさで焦点距離12-40mmまで開放絞り値固定のレンズです。
※ 通常、セットレンズなどはF3.5-5.6など焦点距離によって開放絞り値が可変する物が多い。
パナソニックのH-HSA12035にも同じ事が言えますが、F2.8開放絞り値固定と言う事で、全ての焦点距離においてボケを活かした写真や夜景にも有利で早いシャッタースピードでの撮影も得意なメリット満載のお勧めレンズです。
✔ 重量: 382g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:〇
~便利ズーム編~
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
オリンパスのこちらのレンズは、なんと12-200mm(フルサイズ換算24-400mm)と圧倒的な焦点距離の広さが特徴です。
まさに便利ズームと言った所で、これ一本あれば望遠レンズはもう必要ありませんね。
焦点距離に関しては文句なしの100点満点です。
また、オリンパスのレンズは手ブレ補正機能が無い(一部のレンズを除く)ので出来れば手ブレ補正機能付きのボディーと組み合わせる事をお勧めします。
✔ 重量: 455g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:〇
パナソニック
LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 II ASPH./POWER O.I.S. H-FSA14140
こちらの便利ズームは焦点距離14-140mm(フルサイズ換算28-280mm)と、あらゆるシーンで対応可能なレンズです。
このレンズ一番のお勧めポイントはズバリ「軽い!」たった265gしかありません。
僕もこのレンズは大変お世話になっていまして、旅行に大活躍してくれる事間違いなしです。
しかもこの軽さで手ブレ補正付き、防滴防塵も有りなので身軽にアクティブ旅行される方にはもってこいのレンズです。
✔ 重量: 265g
✔ 手ブレ補正:〇
✔ 防滴、防塵:〇
~望遠ズーム編~
パナソニック
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. H-ES50200
パナソニックの望遠レンズ、焦点距離は50-200mm(フルサイズ換算100-400mm)で、そこそこの望遠レンズですが注目する点は開放絞りF2.8-4.0の明るさです。
ダブルズームキットなどのセットレンズではあり得ない圧倒的な明るさで、背景をぼかした撮影や、今まで難しかった夜間の撮影まで活躍してくれるでしょう。
ただ唯一の欠点は重くて大きいという事なんですが、フルサイズ一眼の同じような性能のレンズと比較すればまだ軽くて小さいとも言えます。
✔ 重量: 655g
✔ 手ブレ補正:〇
✔ 防滴、防塵:〇
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 1.4x テレコンバーターキット
こちらのレンズは焦点距離40-150mm(フルサイズ換算80-300mm)なんですが、1.4xテレコンバーターがセットなので56-210mm(フルサイズ換算112-420mm)のレンズとしても使用可能です。
そしてパナソニックの最高峰レンズのPROだけあって開放絞り値F2.8と圧倒的に明るい高性能レンズとなっています。
欠点はやはり重たいという点ですが、確固たる目的のために重たいレンズを持って行くのもまた旅の醍醐味なのかもしれませんね。
✔ 重量: 760g+100g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:〇
~単焦点レンズ編~
パナソニック
LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH. H-XA025
旅のお供に1本持って行きたいのが、単焦点レンズ。
ズーム機能さえありませんが、圧倒的な明るさを活かした背景ボケ写真が簡単に撮影出来ます。
また、普通に景色や夜景などを撮影しても綺麗な写真が撮れますよ。
✔ 重量: 205g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:〇
シグマ
56mm F1.4 DC DN
こちらはシグマの焦点距離56mm(フルサイズ換算112mm)の少し望遠気味な単焦点レンズです。
各サイトでの評判も良く、背景ボケが良い感じに表現できることからポートレート最強単焦点レンズとの声も(笑)
是非皆さんもF1.4と明るいレンズの特性を活かして面白い写真を撮影してください。
✔ 重量: 265g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:〇
Anhui ChangGeng Optical Technology
LAOWA 7.5mm F2 MFT
こちらのレンズは焦点距離7.5mm(フルサイズ換算15mm)の広角レンズです。
旅行に行った際、もっと広角で撮影出来ればって思う事が良くありませんか?
そんな時に活躍してくれるのがこちらの単焦点レンズで、気軽に広角撮影が出来るのが特徴です。
また、重量も軽くて小さいので旅行に持って行くにも苦労しませんね。
✔ 重量: 170g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:―
~おまけのお遊び魚眼レンズ~
Pixco
CCTVレンズ 超広角8mm f/3.8 魚眼レンズ
こちらのレンズは8千円程度で買えてしまう魚眼レンズです。
特に必要ないかもしれませんが、遊びごころと工夫次第では普通のレンズには不可能な面白い写真が撮影できます。
なお、操作はマニュアルになります。
✔ 重量: 160g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:―
OLYMPUS
9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ BCL-0980 BLK
オリンパスのボディーキャップ型魚眼レンズです。
このレンズも8千円程度で買えてしまうお手軽レンズで、ボディーキャップレンズとうたっているだけあって薄くてとても軽いのが特徴です。
弱点は開放絞り値F8と若干暗めなので暗い場所での撮影には向きません。
✔ 重量:30g
✔ 手ブレ補正:―
✔ 防滴、防塵:―
まとめ
今回は「【マイクロフォーサーズ】 旅行に持って行くカメラに便利なお勧めレンズは?」といったテーマでお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
個人的には風景やポートレート中心で使いたければ標準ズームと広角単焦点の 二刀流。
演劇などのステージや催し物など中心に撮影したければ便利ズーム。
望遠ズームに関してはかさばるし重たいので、出来れば旅行に持って行くのは避けたいところですが、スポーツ観戦や野鳥の撮影など明確な目的があれば持って行くべきでしょう。
単焦点レンズですが、お手軽に背景をばかした写真が撮影出来るのが特徴です。
旅行先での料理や不意に見かけた花など、綺麗に撮影出来るので余裕があれば一本持って行きたい所ですね。
また、超広角単焦点レンズがあると広い範囲をおさめた面白い風景や夜景など撮影出来るのでお勧めです。
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